快晴。太陽ギラリ、風ヒヤリ。
芥川龍之介「開化の殺人」読了。いはゆる探偵小説。興味深し。小学生のころから芥川に親しんできたが、この文語体小説だけは避けてゐた。今では、何とか読めるやうになりました。
予は終夜眠らずして、予が書斎を徘徊したり。歓喜か、悲哀か、予はそを明にする能はず。唯、或云ひ難き強烈なる感情は、予の全身を支配して、一霎時たりと雖も、予をして安坐せざらしむるを如何。予が卓上には三鞭酒あり。薔薇の花あり。而して又かの丸薬の箱あり。予は殆、天使と悪魔とを左右にして、奇怪なる饗宴を開きし如くなりき・・・。
あまりに哀しかったので、パソコンを衝動買ひ。
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チョコレートケーキ貰ふ。
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