エロス断想

猫と美人を描いてゐます

2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

冬嵐

晴れたり曇ったり吹雪いたり。冷え込む。 祖母を見舞ふ。調子は普通。とは言ってもこの1、2ヶ月の衰へ方は急なり。来年90歳ですからねぇ。 Yタウンで買ひもの。カレンダーのリフィルを買ふ。鮮魚コーナーは大賑はひ。わっしょいわっしょい。 車内の消臭剤は…

霰降る

目まぐるしく天気の変はった一日。台風なみの強風。アラレ降る。 「霰聞くやこの身はもとの古柏 松尾芭蕉」 祖母を見舞ふ。調子はまあまあ。 I筒屋に寄る。ゴーストタウンのやうだ。どうやって従業員の給料を捻出してゐるのだらう? ホームセンターNに寄りタ…

詩人の血

終日曇天。冷ややかなり。寒風強し。野良猫たちはどうしてゐるだらうか。子猫たちにとっては初めての冬だ。強く生きよ。 祖母を見舞ふ。調子悪し。 YTにて献血。実に久し振りで、何もかもやり方が変はってゐた。献血カードも紙製から磁気カードに。一人一人…

リンダ

小雨のち曇り 出かけようと思ったら、見かけない車が私の車の隣に停まってた。「車を買ひ換へたのかね?」「・・・ええ、はい」恐るべきは田舎の人の好奇心の強さよ。ただそのひとことを言ひたいがために、雨の中私を待ってゐたとは!? 私は誰がどんな車に…

駅前旅館

晴れのち曇り、ぬくし 子猫二匹にレトルト&カリカリ。まだ1歳になってないが随分大きくなったな。初めての冬が暖冬でよかったね。 井伏鱒二(1898-1993)「駅前旅館」読了。老舖旅館の番頭たちの生きざまをユーモラスに描く。面白かったけれど、宮本常一の「忘…

LADY INTO FOX

快晴、春の如し。 30分ジョギング、大胸筋、後背筋鍛へる。 ハンドルカバー装着、格段に運転しやすくなる。 ガーネット(1892-1981英)「狐になった奥様」読了。佳作。或る日突然狐になってしまった妻を、夫は何とかして愛し抜かうとするが・・・。カフカの「…

オブジェを求めて

薄曇り、暖冬なり。こんなに暖かくてはジョギングできない。 クリスマスか・・・街は幸せなオーラで満ちあふれてゐる。それでいいのだ。 澁澤龍彦(1928-1987)編集「言葉の標本函 オブジェを求めて」拾ひ読み。興味深し。「編者による序」が秀逸。澁澤節の真…

The Spitfire Grill

終日曇天。冷え込みなし。 祖母を見舞ふ。きのふに引き続き調子が悪い。三日連続で見舞ひに行ったが、一日ごとに衰へてゆくやうだ。しやうがない・・・。 のちホームセンターDで車の座布団を買ふ。FGでショッピング。人人人・・・風邪をうつされさうなので、…

どろろ

早朝ごく細かな雨、のち曇天。 祖母を見舞ふ。きのふに引き続き調子悪し。しばらく散歩もしてゐない。 のちYTでショッピング。コドモが多いなぁ、と思ったら冬休みだ。バイトの子たちも頑張ってるね。 走りに問題はないが、リアウィンドウの開閉の調子が悪い…

納車

終日小雨。ひんやりとした一日。レザーコートには傘は似合ひませんよね。濡れて歩く。 祖母を見舞ふ。明らかに衰へてきてゐるなぁ。 のち、Aで買ひ物。鯛焼き屋ができてた。 叔母からクリスマスケーキを貰ふ。美味しさう。 車を取りに行く。いい調子だ。グロ…

Maeterlinck

曇りのち雨。冷ややかな雨。 子猫はすっかり私に懐いてゐる。しゃがみこむと脚にいつまでもじゃれてくる。ただどういふわけか、カプッと甘噛みしてくる。それが愛情表現なのだらうね。 車椅子の少年と目が合ふ。ニッコリと微笑んでゐた。何だか泣きさうにな…

乱歩

快晴、甚だぬくし。コートいらず。 代車の調子が悪く、ディーラーへ。 昼過ぎ、通帳記入のため銀行に寄る。 江戸川乱歩の書簡集を拾ひ読み。興味深い。小学3年生ごろに乱歩にハマり、ポプラ社の乱歩全集は、ほぼ読破してゐた。何がそんなに面白かったのか、…

まさかの結末

曇り時々晴れ。肌寒いやうな暖かいやうなはっきりしない一日。 40分ジョギング、心地よし。 新猫に会ふ。ビクビクしてゐた。ゆっくり馴らして行かう。 モス鶏は食べませんでした。 E・W・ハイネ「まさかの結末」読了。エロティックで、ナンセンスで、不気味…

小春日和

晴れ時々曇り、春のやうな暖かさ。 昨日今日と野良猫を見ず。タイミングが悪いのだらう。 市民課の女の子。彼女は、私が申請書に記入してから、ぶらりと役所内を見学して帰るまでの約20分間、ずーっとボーッとうつろな目をして座ってゐた。その間にした仕事…

笑林

薄雲ひろがり、風もなく暖かな一日。 ジョギング及び腹筋トレーニング。 カードに雅歌の一節を書くといふのはキザすぎるかな・・・。 見事な半月。 朝、市役所に印鑑証明を取りに行く。駐車場で妙なモノを見る。??? 市民課の女の子はボーッとしてゐた。申…

雅歌

晴れ時々曇り、寒々しい一日 祖母の調子は普通 ―――――――――――― クリスマスシーズンですから、聖書の話しをいたしませう。 以下は旧約聖書の「雅歌」のほんの一部ですが、素晴らしいでせう? 恋愛詩そのものです。とても美しい詩篇。今から二千数百年前の愛の歌…

Miracle on 34th Street

ひねもす曇天、時折り小雨降る。強風。 祖母を見舞ふ。あまり調子がよくない。 のち、Aで買ひ物。人多し。風邪をうつされさう。 車を12ヵ月点検に出す。ラジエーターがいかれてた。今まで全く問題は無かったのだけれど、きのふの昼にボンネットから薄い水蒸…

Life & Times of Michael K

曇天、時折り晴れ。寒風強し。 40分ジャギング、腹筋少々鍛へる。 片目猫は元気元気。オニギリは鏡餅みたいな体形になってきた。 気の迷ひか・・・ 南アフリカのノーベル賞作家、J・M・クッツェー「マイケル・K」読了。ブッカー賞受賞作。傑作だが、痛々しす…

NOVALIS

曇り時々雨 冷たい雨のそぼ降る中、猫に会ひに行けども母猫一匹のみ。カリカリ、レトルト、ニボシをやる。 ノヴァーリス(1772-1801独)「断片集」拾ひ読み。詩に関するフラグメンツが印象的。 詩を作れない者は、詩を否定的にしか評価しないだらう。真の批評…

冬の日

曇りのち雨。猫たちも寒からう。 梶井基次郎「冬の日」読む。ひとことで表現するならば「血痰文学」 レトリックを味はふ作品。 冬になって尭の肺は疼んだ。落葉が降り溜まってゐる井戸端の漆喰へ、洗面のとき吐く痰は、黄緑色からにぶい血の色を出すやうにな…

終日曇天。残暑なみの暖かさ。 懸垂、10回×7セット。心地よい痛み。 ディーラーに行き、十二ヶ月点検の予約をする。来年買ひ換へる予定なので、ちょっとしたキズやヘコミは放っておく。毎回「どうぞ座ってお待ち下さい」と言はれるが、私は立って待つ。早く…

Father Brown

晴れのち曇り、無風 片目猫近寄って来ず、満腹なのだらう G・K・チェスタートン「ブラウン神父」読了。いはゆる名探偵ものの元祖。面白いんだけど、いかんせん100年前の小説だから、やはり粗いですね。 「今回は今までにもまして鮮やかなお手並みだったね。…

チャリチョコ

薄曇り、風冷たし。 祖母を見舞ふ。調子悪し。いつものことだから、看護婦さんもアッサリとした対応。どこも悪くはないのだから甘え病だらう。 のちYTでショッピング。尿素入りハンドクリームを買ふ。安物だから使ひまくる。 昼は塩焼きそば。うまし。 とん…

PALLETE

終日曇り、肌寒い一日。 裏山のテントの中に猫の親子がゐた。発泡スチロールの箱を置いてやる。裏山の栗はナゼ実がならないのか。裏の畑の桜も枯れ始めてゐる。植ゑ換へ時か知ら。 祖母を見舞ふ。あまり元気がない。 Aで買ひもの。ラム肉がない。 映画「スパ…

愚か者の祈り

雨のち曇り、ひねもすひんやりとした一日 猫見当たらず。おなか一杯なのだらう。 うむ、心の中で合掌・・・。 ヒラリー・ウォー「愚か者の祈り」読了。本格的警察小説。古い作品だが、実に面白い。頑固一徹の鬼警部ダナハーと新人刑事マロイの掛け合ひが最高…

パレスチナ日記

晴れ時々曇り。風あり。猫に会ひに行く気力なし。ゴメンよ、ネコ・・・ 明日は雨か。 フアン・ゴイティソーロ「パレスチナ日記」読了 スペイン人作家による、イスラエル占領下のパレスチナのルポルタージュ。現在のイスラエル主導のもとでは、この問題は解決…

サムライの娘

晴れ時々曇り。1時間ジョギングす。爽快なり。 猫たちはますます肥ってきた。一日三食食べてるのに違ひない。家猫よりも幸せさうだ。 交通事故現場を見る。怖いですねぇ。一瞬で人生が変はってしまふ。被害者も加害者も。 私の数少ない自慢の一つは、ゴール…

欲望通りにすむ女

雲あれどおほむね晴れ。寒風強し。 猫たち食欲旺盛。オニギリは肥満体になってきた。野良のくせに。子猫たちは、初めて冬を経験する。あれだけ肥ってれば大丈夫。 ドミニク・シルヴァン「欲望通りにすむ女」読了。作者はフランス生まれ、東京在住の女流ミス…

眼を閉ぢて

早朝まで小雨、のち快晴。ひと雨ごとに寒くなる。ガソリン5円値上げ。 ジャンリーコ・カロフィーリオ「眼を閉じて」読了。法廷ミステリ。面白かったです。元恋人からのストーキングに悩む女性を弁護する主人公。しかし、その元恋人は街の重鎮の息子で、裁判…

In Her Shoes

曇りがちな一日。そんなに寒くはなかった。 祖母の調子はまぁまぁ。少し散歩す。 今年もあと一ヶ月を切りましたねぇ。 映画「イン・ハー・シューズ」観る。悪くはなかったです。前半はちょっとココでは書けないぐらゐの下品な展開でしたが、後半はそれを補っ…