エロス断想

猫と美人を描いてゐます

春昼・春昼後刻

最高気温は28℃を超えたか
真夏日なり


泉鏡花(1873-1939)「春昼・春昼後刻」読了
恐るべき傑作
いかにも鏡花らしい、妖しくも悲しい恋物語
こんな小説を紙に筆で書いてゐたのだから、どういふ頭脳をしてゐたのか
師である尾崎紅葉が、鏡花の才能をダイヤモンドに喩へてゐたのもうなづける
しかし・・・読みにくい文体だなぁ


名前の書かれた、新品同様のサッカーボールを拾ったので届けておく
私の名を訊かれたが、笑って応へず
サッカーボールって、いくらぐらゐするものなのか知ら


このまま、永久に無視されつづけるのだらうか
それほどまでに忌み嫌はれるやうなことを、私はしてしまったのだらうか?
決して許してはもらへないやうな、ひどいことを・・・?
・・・したのかもねぇ・・・


もう姓も変はってるかも知れないし・・・


私の思ひは揺るがないけれど
けれど・・・
つらい


■三州生桑HP■
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