エロス断想

猫と美人を描いてゐます

アルケミスト

春雨蕭蕭


ブラジルの作家パウロ・コエーリョ(1947-)「アルケミスト」読了
何となく消化不良の憾みあり
様々な思想、信仰を詰め込んでゐるわりには、底が浅い童話
「「僕の心は、傷つくのを恐れてゐます」ある晩、月のない空を眺めてゐる時、少年は錬金術師(アルケミスト)に言った。「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだと、おまへの心に言ってやるがよい。夢を追求してゐる時は、心は決して傷つかない」」
「地球上のすべての人には、その人を待ってゐる宝物があります」
「「僕は失敗するのを恐れてはゐません。ただ、自分をどうやって風にするのか、わからないのです」「ああ、それはおまへが学ばなくてはならない。おまへの命がかかってゐるからね」「でも、僕ができなかったら?」「その時は、おまへは夢を実現する途中で死ぬのだ。それでも、自分の運命が何か知りもしない何百万人よりかは、ずっと良い死に方なのだよ」


おなかがパンパンになってゐるハラミ猫を見る
来週あたり産まれるのではないか
楽しみ楽しみ
カリカリをたっぷりと与へておく


物事がうまく行かない時は自分のせゐ、うまく行ってる時は人のおかげと心得るべし


モウ来ナイデ!
鬱陶シイ
挨拶ナンカシテヤルモンデスカ
無視シ続ケテヤルワ
詩人ナンテ大ッ嫌ヒ!


恋は風花のやうに
虚しく散り
螢火のやうに
音も無く消え
あとには
灰色の絶望があるばかり



■三州生桑HP■
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