エロス断想

猫と美人を描いてゐます

体脂肪とフォルム

sanshu_seiso2006-10-15

酒屋にて松たか子のポスターを見る
黒く美しい髪であった
サントリーか・・・
考へてみると、この数年といふもの、全くビールを飲んでゐない
発泡酒とかその他の雑酒(何といふ名前だ!)ばかり飲んでる


近所の猫の頭にバンドエイドが貼ってあった
はがす時、どうするのかなぁ


体脂肪率が18%といふのは標準値であるし、BMIは23.5で、これも標準だ
BMI測定
http://www.ahv.pref.aichi.jp/taikei/chap1_nn.html
なのに、標準体重を5キログラムもオーバーしてゐる
つまり、この5キロは脂肪ではなく、筋肉といふことだ
これ以上筋肉を付けると、ジョギングの時に、脚に負担がかかるんだよなぁ


フォルマリズム(形式主義)について
唐代以降の詩や芭蕉死後の発句の衰退は、詩人たちがフォルマリズムの陥穽にはまったせゐである
フォルマリズム的作品は、一見立派に感じられる
作り手も受け手も、ある程度の教養が必要であるし、何より見映えが良いから
(例へば、伝統的な日本画など)
しかし、それらは往々にして、空疎で、新味が無く、悪い意味で安定してゐる
フォルマリズムなんて、20代の半ばでやり尽してしまった
人麿ばりの長歌や、排律、填詞までやった
正字を使ったり、縦書きに拘ったりしたのも、フォルマリズムの悪弊であった
歴史的仮名遣ひは、その時の名残りである
悪い意味でのアタマの良い人たち、発想の柔軟性の無い人たち、いはゆる「バカの壁」のある人たちが、フォルマリズムに陥りやすい
つまりは、見せ掛けだけで中味は空っぽ
才能ある若い詩人が、そんな詩を讃美してゐるのを見るとがっかりする
俳句はレトリックの極致だ
ごまかしがきかない
ヘボ詩人に俳句をやらせてみれば、立ち所に馬脚を現してしまふよ


イカの握り寿司」が恋の未練、「アーケード街」が産道のメタファーであると、どれだけの人が理解してくれるのだらう?


■三州生桑HP■
http://www.h4.dion.ne.jp/~utabook/