エロス断想

猫と美人を描いてゐます

脳化社会

花見日和
あちらこちらで花吹雪を見る
ひらりひらひら


養老孟司(1937-)「脳のシワ」読了
養老孟司と同時代に生きられたことは、私にとって僥倖であった
もしこの先生がゐなければ、日本はもっとずっとつまらない国になってゐたね
「今の人はおほかた人工環境に住む。これは何でもないやうだが、人間の思考をすっかり変へてしまふはずである。そこには自然がない。あるのは人の作ったものばかり。周りが全てそれなら、人はそれだけを考へるやうになる。それしか、ない。さうなると、脳はどうなるか。わが世の春であらう。人工環境とは、脳が作ったものだからである。脳は脳の中に住む。それ以外のものは邪魔だ。かうして我々現代人の持つ脳は、脳の中に置かれた脳、それだけになった」
究極の脳化社会とは、映画「マトリックス」の、あの世界観であらう
バーチャル・リアリティとか、ネットワーク社会の更なる進化で、部屋から一歩も外に出ない生活が来るかも知れない
私が俳句をやったり、筋トレしたり、野良猫を可愛がったりするのは、脳化してゆく現代社会への抵抗であらうか


お金?
世間体?


キリスト教七つの大罪
Pride 高慢
Envy 嫉妬
Gluttony 飽食
Lust 肉欲
Sloth 怠惰
Greed 強欲
Wrath 憤怒


あくび
あくび
あくび
あくび
あくび
あくび
あくび
あくび
あくび
あくび
あくび



■三州生桑HP■
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