エロス断想

猫と美人を描いてゐます

草迷宮

深夜遠雷、曇天つづく、微風
今日は、美女三人に会ふ。ニッコニコ♪ 吉日なり
本屋に寄る。頭にスカーフを巻いた、いかにもイスラムっぽい女性が熱心に立ち読みしてゐるのを見る。彼女が読んでゐたのは『バカの壁』の英語版だった


泉鏡花草迷宮』読了。化け物が出てくる出てくる。鏡花の小説の構成は、漢詩の起承転結ではなく、能の序破急なのだな
「長く冷たき黒髪は、玉の緒を揺る琴の糸の、肩に懸って響くやう、互の口へ出ぬ声は、膚に波立つ血汐となって、聞えぬ耳に調を通はす、幽に触る手と手の指は、五ツと五ツと打合って、水晶の玉の擦れる音、戦く裳と震へる膝は、漂ふ雲に乗る心地」


美人図、鉛筆、コンテ、30分


女性は内面、内面こそ命
もう外見だけの下品な…



■三州生桑HP■
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