エロス断想

猫と美人を描いてゐます

それであなたが幸せなら

ガルシア=マルケス「族長の秋」借る
そんなに長くないから二日で読めるだらう
孤独な独裁者の蛮行を奇妙なユーモア感覚で描く
「やがて十二時が鳴り終はった。その時を待ってゐたやうにカーテンが開かれ、カリフラワーや月桂樹の葉で飾った銀のトレイに長々と横たへられ、香辛料をたっぷりかけてオーヴンでこんがり焼き上げられた、かの有名なロドリーゴ・デ・アギラール陸軍中将が現れた。・・・恐怖のあまり石のやうになったわれわれ招待客は、料理を切り分けながら配ってゆく、もったいぶった鮮やかな手つきを、息を殺して眺めてゐた。松の実や香草野菜を詰め込んだ国防大臣がめいめいの皿に同じ分量だけ盛られたとき、大統領は食事を始めるやうに命令した、諸君、腹いっぱい食ってくれ」


今日は、人に注意を促さなければならないことがあった。しかも年上の人に。年下に注意するのも難しいのに。書面にして噛んで含めるやうに説明して、何とか理解してもらへた。あとでブツブツ言ってたけど・・・。人に注意するのには勇気が必要だ。そして恐ろしいことでもある。その人のためを思って注意しても、キッと逆ギレされ、その結果大切な人を失ったり、それッ切り人間関係が破綻してしまったりする。あの非常識な騒音をばさんなんかも、そのパターンだったのだらうな。




If it makes you happy
それであなたが幸せなら
by シェリル・クロウ


■三州生桑HP■
http://www.h4.dion.ne.jp/~utabook/