エロス断想

猫と美人を描いてゐます

金魚繚乱

曇天、微風
コンビニにて、裏声で応対する男の店員を見る。女かと思って二度見したが、うっすらヒゲが生えてゐた…色んな人がゐるなぁ


図書館に寄りて七冊借る
リチャード・ノース・パタースン『子供の眼』
ちくま日本文学全集 岡本かの子
『新潮日本文学アルバム 岡本かの子
新美敬子『世界の旅猫105』
『謎の絵師 写楽の世界』
『週間金曜日12/24』
ダ・ヴィンチ2010/11』


岡本かの子『金魚繚乱』読む。佳作。偏執的なまでに、独自の美の世界を追求するタイプの作家なのであらう。谷崎の強い影響を感ず

世は移り人は幾代も変ってゐる。しかし、金魚は、この喰べられもしない観賞魚は、幾分の変遷を、たった一つのか弱い美の力で切り抜けながら、どうなりかうなり自己完成の目的に近づいて来た。これを想ふに人が金魚を作って行くのではなく、金魚自身の目的が、人間の美に牽かれる一番弱い本能を誘惑し利用して、着々、目的のコースを進めつつあるやうに考へられる。


美人画、キャンバスパッド、鉛筆、マーカーなど、1時間。カワユス
ダイソーにてキャンバスパッドなるものを買ふ。一見スケッチブックだが、紙ではなくコットンのキャンバス、つまり布なり。面白し
画材の数だけ表現があるね…


「ドロでだって絵は描ける!」靉光アイミツ



■三州生桑HP■
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