エロス断想

猫と美人を描いてゐます

白昼鬼語

曇りのち晴れ

§
あの女こそ、長い間僕の頭の中の妄想の世界に巣を喰ってゐた鬼なのだ。僕の絶え間なく恋ひ焦れてゐた幻が、かりにこの世に姿を現はして、僕の孤独を慰めてくれるのではないだらうかと、云ふやうにさへ思はれてならない。あの女は僕のために、結局僕と出で会ふために、この世に存在してゐるのではないだらうか。
谷崎潤一郎『白昼鬼語』


メガネ美人、鉛筆、15分
§
ストレス…胃が痛む
ひや汗をかくほど
つらい
あーあ……



■三州生桑HP■
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