エロス断想

猫と美人を描いてゐます

見知らぬ明日

曇り一時晴れ、夕立
旧友がジューダス・プリーストのライブに行ってくるとのこと。若いなぁ・・・


小松左京「見知らぬ明日」読了。宇宙人が突然地球人を駆逐し始めた時、世界各国の首脳たちの反応は? 40年以上前に書かれたとは思へぬほど、リアルなシミュレーション小説。本当にかういふ世界的な危機が訪れたら、日本なんて何もできないでせうねぇ・・・
「全人類同朋諸君・・・」と、大統領は、わづかに上ずった声で、いきなりかう語りかけた。「アメリカ合衆国大統領として、私は諸君に、次のやうな事実を報告する。私は、私のスタッフから、ユーラシア大陸において、地球人類が、地球外生物と確実に推定される未知の集団と、接触しつつある、といふ報告をうけとった・・・」


小松左京の本を調べてみると、現在のところハルキ文庫からしか出てゐないと言っても過言ではない状況。しかも、近所の本屋は、そのハルキ文庫すら置いてない。といふことは・・・この街の人たちは小松左京を知らないかも知れない。恐るべきことだ。忘れられるべきではない作家だと思ふのだが・・・全集の予定でもあるのか知ら


素直な気持ちで
プライドを捨てて
それが難しい・・・




■三州生桑HP■
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