エロス断想

猫と美人を描いてゐます

恋する遺伝子

ひねもす曇天、気温上がらず過しやすし
公園の管理人が野良猫を一人じめしてゐた・・・うらやまし
来週にはプールに行くかな?



山元大輔「恋愛遺伝子」流し読み。白血球の主要組織適合性遺伝子複合体MHC(Major Histocompatibility Complex)こそが、理想の恋愛相手を決定するといふ説。説得力はあるが、実際にはあまり役に立たないだらう。ヒトの恋愛と、ラットの実験を一緒にされちゃあ適はない。詩人はどうなるのか。言葉の中に遺伝子など存在しない
雌と雄、男と女のかけ引きの中で性選択が先鋭化し、美しい顔や体、またそれに対する好みが形づくられ、その「秘訣」は塩基の置換となって遺伝子に刻印される。しかし、考へてみれば、性選択といっても事の本質は、むしろ同性間の競争にある。精子競争はその極みと言へるだらう。



梅雨晴れやうかうか年をとる詩人
人生は思ひ通りにならぬもの



詩がなければ・・・女は腐ってゆく。どんなに美しくても
ラヴレタアがなければ・・・



■三州生桑HP■
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