エロス断想

猫と美人を描いてゐます

梅一輪

降ったりやんだり、梅雨らしくなってきた
ガソリンまた上がるか。7月にはリッター180円になるとか・・・年内には200円か。恐るべし


徳富蘆花(1868-1927)「梅一輪」読了。当時のスーパーベストセラー作家だが、今では全く読まれない。私も「不如帰」を読んだくらゐ。漱石は1867年生れ・・・この差は何か。文体に普遍性がない? 全編説教臭い。小説は倫理の規範であるべしといふ時代もあったのだなぁ・・・
障子に日がさして来た。障子を明けると、青空に映る花ざかりの大きな白木蓮が夜来の風雨に落花狼藉、満庭雪を舗いて居る。推参の客は主翁に対して久しぶりに嘘と云ふものを吐いた。彼は葛城家の使者だと云うた。お馨さんを将来葛城勝郎の妻に呉れと云うた。


学校への送り迎へを母親にしてもらってる高校生をよく見かけるやうになった。男女問はず。数年前まであまり見なかった光景だが、今はまるで門前市をなす状態で、毎朝校門の前の一般道にズラリと車が並んでゐる。
何故に? 通り魔を怖れてのことか。遅刻するから? 塾通ひで疲れてゐるからか。誘拐でもされるといふのか。ママの運転する車から、悪びれもせず降りて来る男の子たちを見てると、とてもみっともない感じがする。正真正銘マザコンではないか。会社の面接に母親がついて来ることもあるといふが・・・。
30分早起きして歩いて学校行け!!





■三州生桑HP■
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