エロス断想

猫と美人を描いてゐます

あこがれ

曇天、ぬくし、無風
小太郎の散歩つづく・・・ものスゴい力なり。腕が抜けさう。コロの焼きもち哀れなり
またヒゲを伸ばしてみることにしよう

バレリーナ、鉛筆、20分
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「佐々木氏の祖父の弟、白望(しろみ)に茸を採りに行きて宿りし夜、谷を隔てたるあなたの大なる森林の前を横ぎりて、女の走り行くを見たり。中空を走るやうに思はれたり。待てちゃアと二声ばかり呼ばはりたるを聞けりとぞ」柳田國男遠野物語
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「憧れる生霊」に関する著述始める
【あくがれる】あこがれる
〔自ラ下一〕あくが・る〔自ラ下二〕(「あく」は事、場所の意の名詞かといふ。「かる」は離る。鎌倉時代ごろから「あこがれる」と併用)本来あるはずの場所から離れる意
1 居所を離れてさまよふ。また、あるものに心がひかれて、出かける
2 ある対象に、何となく心がひかれる。心が、からだから離れる。うはのそらになる
3 いとはしく思ふやうになって離れる。男女の仲がうとくなる、世を避けようとするなどにいふ
4 (心がひかれるところから)気をもむ。気が気でなくなる
5 理想とするもの、また、目ざすものなどに心が奪はれて落着かなくなる。また、それを求めて思ひこがれる
Shogakukan 1988.国語大辞典(新装版)小学館 1988.
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「物思へば沢の蛍もわが身よりあくがれいづる魂(たま)かとぞ見る」和泉式部


■三州生桑HP■
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