エロス断想

猫と美人を描いてゐます

Seven Years in Tibet

曇り、夕刻おしめり程度の雨
薔薇の剪定す


映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」観る。お金はかかってゐるが凡庸な映画。Wikipediaによれば、制作費が7000万ドル、興行収入が3790万ドル・・・大赤字
「ラスト・エンペラー」の影響が見られるか。舞台はアジア、ハンサムな主役、不仲の夫婦、男にしか分からない不毛な世界、大掛かりなエキストラ、第二次世界大戦、脱出劇、必ず助かる主人公、軽いラブロマンス・・・思ってゐた通りの出来映え。ただし、チベット問題を西側に伝へた功績は大きい。監督のジャン・ジャック・アノーと主役のブラッド・ピットは、中国に入国できなくなったといふのは本当だらうか? ならば、中共チベット侵略を認めたやうなものだ


■釈三州HP■
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