エロス断想

猫と美人を描いてゐます

青春パスタ

朝大雨、昼には日が差す


ランチにツナのパスタを作る…非常に美味しかった!
。≠( ̄〜 ̄ )モグモグモグモグモグ
材料は、パスタ、舞茸、シーチキン、オリーブオイル、醤油、塩コショウ、バター、隠し味にマヨネーズ、トッピングは畑から取ってきたシソの葉と写真には無いけどきざみ海苔…原価は100円程度だと思ふが、六本木ヒルズにでも行けば、サラダとコーヒー付で1200円にはなるのではないか…それぐらゐ美味しかった


学生の頃、パスタ専門店でランチを取った時のこと。ピーク時を避けたので、客は私一人、店の人も一人だけだった。頼んだのはミートソースだったかな…
雑誌に載るほど有名な店だったので、好奇心旺盛な私は、誰もゐないのを幸ひに、カウンターから身を乗り出し厨房を覗いてみた。「どうやって作ってるんだらう…?」若い男が、大きな鍋をかき混ぜてゐる…と思ふと、彼は何やら鍋から取り出した。それは、銀色に光るレトルトパックだった。その瞬間、私と彼の目が合った。その時の彼の「うわっ、やべえっ」って感じの表情が忘れられない。レトルトのソースで800円だもんなぁ


もう一つ思ひ出した。やはり学生の時のこと。デートのランチに、私は或るホテルのレストランに彼女を誘った。そのレストランもグルメ雑誌に載ってゐたのだ。席に着き、オーダーし終へて、何か妙な雰囲気に気づいた。周りはみんなスーツにネクタイのオッサンだけ…しかも、私たちを無遠慮にジロジロ見てくる。そこは、ビジネスホテルだった。彼らは恐らく出張中のサラリーマン。私たちは、ラブホテル代はりにこのホテルに泊まったカップルにしか見えなかったに違ひない。彼女はとても居心地が悪さうだった…今思ひ出しても冷や汗が出る


私は、ミシュランのやうな、グルメ食べ歩きの本は、もう信用しない。特に芸能人御用達の店なんて全く興味がない。テレビで絶賛された店に並んでゐる人たちが理解できない。情報に無条件に頼りすぎると、自分が無くなってしまふよ


映画『おくりびと』観る。いい映画でした。もう一回観ようっと。この映画を観て泣けない人は、このブログに来ないでください


野の子猫図、鉛筆、5分
拾はれたばかりで警戒してゐるか

美人画、鉛筆、90分
うつくしや…




『三州生桑詩画集猫のパンセ』
■三州生桑HP■