エロス断想

猫と美人を描いてゐます

白百合

曇りのち晴れ。本格的に暑し


近所のレンタルDVD屋が、古本を置いてたスペースで古着を売ることにしたやうだ。恐るべきことだ…ただでさへ我が街には本屋・古本屋が少ないのに。本を読む時代は終はるのだらうか…本は、レコードのやうな嗜好品になるのだらうか。CDはMP3に、VHSはDVDに代はったが、これから先、書物はどうなるのか…? キンドル源氏物語を読む時代が来るのか知ら…


図書館に寄りて七冊借る
『猫生活2010/3』
『日本カメラ2010/6』
『画家別 印象派絵画の見かた』
黒澤明宮崎駿北野武 日本の三人の演出家』
福田恆存『藝術とは何か』
野口恵子『かなり気がかりな日本語』
山口路子『彼女はなぜ愛され、描かれたのか』
§
詩はもっとも純粋なことばの芸術であります。文学の中心には、あるいはその頂点には、つねに詩がなければならない。小説は思想と現実との重圧にたへながら、つねに詩を志向してゐなければなりません。その詩が近代日本の文学には――ことに現代文学においては――まったく沈滞しはててをります。今日の小説が芸術たりえぬゆゑんでなくしてなんでせうか。
福田恆存『藝術とは何か』
§

オフィーリア習作Ⅱ、色画用紙、鉛筆、クレヨン、40分

マドンナ、油絵。白百合に加筆。可愛いね…この絵は500万円でも売らないよ


写真に撮られるのも、油絵に描かれるのも、詩に詠はれるのも、モデルにしてみれば、同じことなのかな…?



■三州生桑HP■
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