エロス断想

猫と美人を描いてゐます

メジロ

曇天強風、クシャミ連発す…カフンショー?


遠藤公男『野鳥売買 メジロたちの悲劇』読了。知られざるメジロマニアの世界…メジロなんてその辺に普通に飛んでるけどね。鳴き声のよいのは数百万円するとか。メジロを隠れて飼ふ人も、それを何とかやめさせようとする人も、どちらも情熱家なのだらう。ちなみにメジロは夏の季語となってゐますが、春にウメやサクラの蜜を吸ってゐるイメージがありますね

マニアの奥さんには、メジロにいい感情をもってゐない人も多い。大量のかごで玄関や廊下が汚れる。小鳥のフンはぷんと臭ふのだ。なによりメジロにかかりきりで、ろくに家事を助けない夫に不満をもってゐる。「わしゃオッカアよりメジロがかはいいいわ」と抜かす夫に愛想が尽きてゐる。
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中村光『聖★おにいさん』をぽつぽつ読む。作者は26歳の女性。東京立川の安アパートで同棲中の、料理上手で倹約家のブッダと、ジョニー・デップ似でブログ更新命のイエス・キリストが、M-1を目指す日々を描くギャグ漫画? 結構売れてるらしい。日本では、基本的に学校での宗教教育はないのに、この漫画の細かい宗教ネタがよく分かるものだなぁ

エス「私、大工の息子でもあるから、かう見えてガテン系聖人なんだよ」ブッダ「土地さへあれば一戸建てとか建ててくれるの?」イエス「手とか打っちゃひさうで怖いから、釘とか触りたくないんだ…」ブッダ「はりつけといふ修羅場をくぐり抜けておいて何を今さら?」
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横顔、鉛筆、10分
どの角度から見ても、美人は美人




■三州生桑HP■
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