エロス断想

猫と美人を描いてゐます

甘納豆

曇り、微風
小太郎のテンション高し、朝な夕なに引きずられる詩人。175センチの私を引きずるのだから大したものだ
甘納豆出来上がる。250グラム160円の小豆が、羊かん二〜三本分の甘納豆になりました。価値は十倍ぐらゐになったか? 時間さへかければ、誰にでも作れます。バァちゃんに食べさせたかったなぁ〜
亡き祖母や甘納豆に春の風

出来は80点ぐらゐかな、素朴な味だね。添加物を全く使ってないしね。これでも江戸時代では、庶民は中々口にできなかったんでせうね。ポイントは、グラグラ沸騰させないこと、ザラメを使ふこと、水分をよく飛ばしてからグラニュー糖をかけること
ホワイトデーに手作り甘納豆なんてどうか知ら?
「三月の甘納豆のうふふふふ」坪内稔典
§
図書館にて6冊借る
忌野清志郎「瀕死の双六問屋」
本上まなみ「めがね日和」
高山正之オバマ大統領は黒人か」
田辺あゆみ「もう、家に帰ろう」
正倉院の美術」
「作家の酒」
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本上まなみの本を読めば読むほどに、彼女と私の共通点を見出せるのだが、決定的に違ふ点が一つある。それは、食に対する貪欲さだ。彼女は本当のグルメ。生きたままのナマコを取り寄せて自らさばく女性なんて滅多にゐないだらう。彼女の旅行記は、さながらグルメガイドブック。私は、外食は嫌ひだし、一日一食でも平気だし・・・
私は詩人ですから、想像力だけは豊かです。本上まなみとデートしたら楽しいだらうなぁと夢想するわけです。猫公園で待ち合はせて、古本屋や雑貨屋巡りしたり・・・半日は楽しいだらうけど、食事がねぇ。「そこのコンビニでオニギリ買って、さっきの猫公園で食べませんか?」・・・そして私は一人、公園の猫たちに囲まれ、オニギリをかじるのです。その時声をかけてくれたのが、今の私の妻です。共通の趣味は川柳です
年の数いや年の倍甘納豆
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「俺を待たないでくれ。俺を待ってゐても無駄だ。何故なら俺は先に行ってしまったんだよ。もうずいぶん遠くまで来てしまった。だからそこに座って待ってゐても無駄なんだ。わかってくれ。俺はいかねばならなかったのだ。君と別れるのはとても悲しい事だったが仕方が無かったんだ。俺のことは忘れてくれ。俺もいつかきっと忘れるだらう」忌野清志郎


■三州生桑HP■
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