エロス断想

猫と美人を描いてゐます

LOVE CAT

晴天、初夏の陽気、日中はかなり暑し、明日はさらに気温が上がるとか
木蓮咲き始める


「中興俳諧集」より、猫の恋の句を抜粋す。あまりいい句はない
声たてぬ時がわかれぞ猫の恋 千代
おもひ寐の耳に動くや猫の恋 太祇
柊ふむ夜半も有べしねこの恋 蓼太
転び落し音してやみぬねこの恋 几董
戸をあけてはなちやり鳧猫の恋 しら雄
板葺をうしとや猫の忍び足 嘯山
こひ猫やわが古寺になき別れ 暁台


赤むけののどで口説くや猫の恋 三州


我が街にただ一軒だけあった、まともな古本屋がツブれてゐた。私以降、この街から詩人が出ることは、もうあるまい。文芸果つる地・・・ああイヤだイヤだ
詩人には生きにくい街



■釈三州HP■
http://www.h4.dion.ne.jp/~utabook/