エロス断想

猫と美人を描いてゐます

暗く聖なる夜

夜のうち雨、ひねもす曇り、微風
今日は近所の大学の入試なり。朝も夕も、校門にズラリと送迎車が並んでゐた。入試会場に一人で来られないやうな受験生は、それだけでもうダメなのではないか。私は学歴など屁とも思はない。私が認めるのは、努力と、才能と、運命・・・そしてジャンプ!


マイクル・コナリー「暗く聖なる夜」読了。「このミス」で上位に入ってたから読んだけど、特に感動せず。警察を辞めた普通の男が、FBIだの何だのの機密情報に、かくもたやすく触れられるものだらうか? ネタバレになるので書けないが、矛盾点もある。原題は「LOST LIGHT」・・・邦題の意味も解らない。以下の引用文も分かるやうな、分からないやうな・・・
「わたしは一発の銃弾説の信奉者だ。人は何度も恋に落ち、愛をかはすことができるが、側面に自分の名前が刻まれた銃弾は一発しかない。もし、運良く、その銃弾に撃たれたら、その傷はけっして癒やされることはない。ロイ・リンデルは銃弾にマーサ・ゲスラーの名前を刻んだのかもしれない。わたしにはわからない。わかってゐるのは、エレノア・ウィッシュがわたしの銃弾だったといふことだ。彼女の前にも他の女はゐたし、彼女の後でもゐたが、彼女が残していった傷跡はつひぞ消えることはなかった」




■三州生桑HP■
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