エロス断想

猫と美人を描いてゐます

立春大吉

晴れ時々曇り、立春らしいぽかぽか陽気。水仙咲き始める、裏庭の白梅は七分咲き
Kタムラにて再びデジカメプリント
フリースの帽子購入。半額。春ですなぁ・・・


ジッド「贋金つかひ」前半読了。地味な話しだが、グイグイ読ませる。なかなか老獪な構成。これもまたゲイ小説か?
オリヴィエはベルナールの心とエドゥアールの心から、同時に押しのけられたやうに感じてゐた。二人の友人の友情が彼の友情を押しのけてゐたのだった。ベルナールの手紙のとりわけある一句に、オリヴィエは悶々としてゐたのだが、ベルナールとても、その一句にオリヴィエが何を読みとるかわかってゐたら、絶対に書かなかっただらう。「同じ部屋で」とオリヴィエは心にくりかへしてゐた・・・嫉妬のいまはしい蛇が内心にとぐろをほどいて、のたうちまはってゐた。「ふたりは同じ部屋に寝たのだ!」





■三州生桑HP■
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