エロス断想

猫と美人を描いてゐます

セビーリャの理髪師

雨のち曇り、冷ややかな一日。節分、つまり明日から春なり
今夜は太巻き・・・ダイエット中なのだが。ま、たまにはいいか


ボーマルシェ(1732-1799仏)「セビーリャの理髪師」読了。恋愛ドタバタ喜劇。特に感慨なし。セリフのスピード感はシェイクスピアを凌いでゐるか
「まあ! 運命って不公平なものね。で、あの方、恋する人の名前をおっしゃって? わたし、知りたくて・・・」「かういふ内緒話は、お嬢さん、あなたには一番したくないんですがねえ」「(勢ひ込んで)なぜですの、フィガロさん? わたし、口は堅いのよ。あの若い方はあなたと縁続きでせう。わたし、とても興味があるの・・・だから、教へて」「(いかにも仔細ありげにロジーヌを見つめて)想像して下さい、この上なく可愛らしい娘さんで、穏やかな、優しい、きびきびして、初々しく、男心を誘ふ人。軽やかな足取り、すらっとしなやかなスタイル、腕はぽっちゃり、唇はばら色、それにその手! 頬! 歯! 眼ときたら!」




■三州生桑HP■
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