エロス断想

猫と美人を描いてゐます

新年

晴れ、昼に一時雨
ネコはハナミヅのみ。レトルトぱくぱく


『新年』の歳時記を拾ひ読み。『新年』の季語を使へるのは、元日からいつまででせうね。松の内までか知ら。とすると、たった一週間・・・正月だとしても一ヶ月。その短さで、歳時記の厚さは他の季節と変はらないのですから、俳諧では如何に『新年』を大切にしてゐるかが分かります
元日や思へばさびし秋の暮 芭蕉
年たつやもとの愚が又愚にかへる 一茶
あばら家や其身其まま明の春 一茶
かはらぬよ三千年のけさの春 大江丸
雪ながら今年の富士と成りにけり 吐月
元日やひとり女郎の売残り 来山
子を持たぬ身のつれづれや松の内 荷風


今朝からは一ツ欠けたる雑煮かな 生桑



イチャイチャしてるカップルを見ても何とも思はないが、大笑ひしてるカップルを見ると心底うらやましくなる・・・
お金は地球を救はない
ユーモアこそが世界を救ふ



■三州生桑HP■
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