エロス断想

猫と美人を描いてゐます

「名」と「恥」の文化

曇ったり霽れたり雨が降ったり霙が降ったり。強風。雪積もるか
今冬も暖房を使はずに過ごせるだらうか?
心頭滅却すれば氷もまた熱し


森三樹三郎「「名」と「恥」の文化」読了。実に興味深い論稿なり。何のために生きるか死ぬか? 名誉か、或いは名誉など捨てるか。先日読んだ「武士道」が引用されてゐた。これぞ読書の妙なり
さしあたり、儒教にとって幸福への道をふさいでゐるのは、「来世」がないといふことである。この事実が動かないかぎり、幸福の実現はつひに断念するよりほかはない。もし来世や天国を考へることが不可能であるとすれば、これに代はるやうな何ものかがないであらうか。それは「後世」である。ただし、仏教の来世とは違って、あくまでも現世であり、現世の延長である。この後世に生き残る道はないか。死後の霊魂の存続を期待することができないとすれば、これに代はるものを求めればよい。それは何か。ほかならぬ「名」である。


某有料駐車場にて、遮断機のバーに見事に頭を打たれた人を見る。パコーン! 面! 一本! それまで! メーン! ヘイ遮断機メーン! ・・・男性は何事もなかったかのやうに歩み去った。申し訳ないとは思ったが、車内で爆笑してしまった


あー・・・


■三州生桑HP■
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