強烈な日差しなれど、大気は澄明なり
白楽天と蘇東坡の詩集を拾ひ読み
「対酒」白楽天
蝸牛角上争何事
石火光中寄此身
随富随貧且歓楽
不開口笑是痴人
「酒に対す」
蝸牛角上 何事をか争ふ
石火光中 此の身を寄す
富に随ひ貧に随ひて、しばらく歓楽せん
口を開いて笑はざるは、これ痴人
「石鼓」蘇東坡
興亡百変物自閑
富貴一朝名不朽
細思物理坐歎息
人生安得如汝寿
「石鼓」
興亡百変すれども物は自づから閑なり
富貴は一朝なれども名は朽ちず
細かに物理を思ひて、そぞろに嘆息す
人生いづくんぞ汝の寿なるが如きを得ん
インスパイアされて七律を作す
「愁人」三州生桑
詩想十年方断腸
愁人独詠酔余狂
飛花何処秋山謐
落涙何心秋夜長
一夕一朝虫切切
千秋萬歳月蒼蒼
詩人一命虚空否
遮莫吟魂不可忘
■三州生桑HP■
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