エロス断想

猫と美人を描いてゐます

快晴、強烈な紫外線
今朝見た夢にインスパイアされた詩をアップ。「海釣りの日」


本屋にて、なかなかの美人を見る。ツチヤアンナに似てゐた。外国人かと思ったが、東野圭吾を立ち読みしてゐたから、日本人なのだらう。まだ半袖Tシャツを着てる人も多いのに、黒の秋物コートを着込んでゐた。彼女にこの本屋で会ふのは確か二度目だ。有閑マダムか。黒髪で薄化粧の知的なツチヤアンナ・・・本を読む美人は絵になる。彼女が私に気付いてゐるかは微妙・・・


フランツ・カフカ(1883-1924プラハ)「城」読み始める。伯爵家から仕事を依頼された測量技師のKは、いつまでたっても仕事を許されず・・・不条理小説
Kは、その声のひびきに気をとられてゐて、あやふく相手の質問を聞きもらすところであった。「それで、なんの用件か」と言ふのである。Kは、できることなら、もう電話を切ってしまひたいとおもった。こんな会話からは、これ以上期待することはなにもなかった。それでも、ほかにどうしやうもないので、早口でたづねた。「わたしの主人は、いつお城へ参上したらよろしいでせうか」「永久にだめだ」




■三州生桑HP■
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