エロス断想

猫と美人を描いてゐます

魂と舞踏

快晴、紫外線強し
プールで20分ほどバチャバチャ。肩に日焼け止めを塗り忘れ、赤くなる。幼児の水泳教室をやってた。何十人ものお母さんの前をビキニでトボトボ歩くのは、何だか見世物みたいで恥づかしい


ポール・ヴァレリー(1871-1945仏)「魂と舞踏」流し読み。これは難物、さっぱり解らず。キャッチコピーは「詩人によるダンス評論の古典」とあるが、評論ではないだらう。哲学書でも戯曲でもないとすれば・・・これは詩か。ならばロジカルに読み解かうとしたのは間違ひだった
彼女は薔薇を、絡み合ふ曲線を、運動の星々を、そして魔法の囲ひを描きます・・・円環が閉ぢたかと思ふと円環の外へと飛び出します・・・飛び出しては、幻影のあとを追って駆けてゆきます! ・・・花を一輪摘みとったかと思へば、それはたちまち微笑に他ならない! ・・・おお! 何と彼女は、汲みつくしえない軽やかさで、みづからの非存在を明言してゐることか!





■三州生桑HP■
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