エロス断想

猫と美人を描いてゐます

西行

曇りのち快晴。織姫と彦星は会へるか知ら
プールで日焼け。15分しか入ってないのに、まるで仁王のやうにまっかっか・・・


小林秀雄(1902-1983)「西行」読了。歌人と言へば和泉式部ぐらゐしか思ひ浮ばないのだが、西行を味読してみたくなった。自意識の非常に強い歌人といふイメージしかないのだけれど
彼は、歌の世界に、人間孤独の概念をを新たに導き入れ、これを縦横に歌ひ切った人である。孤独は、西行の言はば生得の宝であって、出家も遁世も、これを護持する為に便利だった生活の様式に過ぎなかったと言っても過言ではないと思ふ。


ときめかなくなりゃ恋は終はりね


■三州生桑HP■
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