エロス断想

猫と美人を描いてゐます

秘戯

曇りのち晴れ、真夏の日差し
今期初めてプールに行く。15分ほどバシャバシャ。この調子で10回も行けば、キレイに焼き上がるだらう。「サンオイルの使用はご遠慮下さい」と放送されてゐたが、日焼け止めをヌリヌリ。サンオイルと日焼け止めは別物ですよね?
監視員に「お疲れ様です!」と挨拶された。? インストラクターか何かと勘違ひされたか
私がスーツを着てデパートに行くと、「いらっしゃいませ」ではなく、「よろしくお願ひします」と言はれる
詩人なのに・・・


深沢七郎(1914-1987)「秘戯」読了。或る特殊な博多人形にまつはる物語だが、フィクションなのか、実話なのか分からない。不思議な説得力がある奇妙なストーリー
「カミソリを、カミソリがありますか」ときいた。あの厚い日本カミソリを、誰かここへ持ってきてゐるはずである。さういふと、仲間のひとりがそこへ持ってきて机の上に置いた。カミソリの刃は繃帯で巻いてある。師匠が「先生、そんなお堅いことは止めて下さい」と言ふ。この人形を見るには、昔は・・・おそらく江戸時代からだらう、見る者も、見せる者もカミソリで腕を切って、血を啜るしきたりだった。



■三州生桑HP■
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