エロス断想

猫と美人を描いてゐます

文学史

雨のち曇り、一時強く降る
何と、我が家ではテレビ東京系のチャンネルが映りません・・・全くテレビを見ないので、さっき初めて分かりました。青山未奈さんの番組まで、あと10日足らず・・・どうするかなぁ〜



養老孟司「身体の文学史」再読。二回読んでも難しい。果たして文学史なんて意味があるのか? こんな感想一つとっても、私が詩人としてしか本が読めなくなってゐることが自覚される。養老ファンだから読んだけど・・・
近代日本文学における「非文学的」二大文学事件は、夏目漱石胃潰瘍三島由紀夫の生首だが、これがいづれも抑圧された身体の急浮上であることは、常識的にだれでも気づいてゐるに違ひない。日本型の文脈では、それは文学「外」の事件とされてしまふ。しかしその文脈とは、まさしく文学のいふ「概念を根本的に自力で作り上げる」ことを妨害する枠組みなのである。われわれはいまだに、身体を排除する枠組みの中に暮してゐるからである。




■三州生桑HP■
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