エロス断想

猫と美人を描いてゐます

閨房哲学

曇りのち小雨。
タイヤのパンク修理代2100円は高いか安いか。ちなみにアヲヰイウの写真集は2400円。高いね。
花屋でぺラルゴニュームの鉢植ゑを買ふ。ラッピングは無料と言ふのでやってもらったら、えらく派手な感じに。「コレはものすごいですねぇ」と言ったら店員さんも笑ってた。東京だったら、ラッピングだけで300円ぐらゐ取られるのではないか。生花用の冷蔵庫にプリンが入ってた。おやつなのだらう。


マルキ・ド・サド(1740-1814仏)「閨房哲学」流し読み。日本で言へば江戸時代に、よくもまあこれだけ過激な性文学が花開いたものだ。レイプ、近親相姦、スカトロジー、涜神、同性愛、親殺し、子殺し、あらゆる既存道徳の破壊。ただし、澁澤訳なので、エロティックな場面はほぼ全てカットされてゐる。そこが読みたいのに。
「この下男は、恐らくこの世に二つとない見事な一物の所有者なのだ。しかしその一物は、無残にも梅毒に侵され、絶えず黴菌を分泌してゐる。彼はこの愛すべき御婦人の肉体の二つの穴に、その毒液を注ぎこむだらう。その結果、この忌はしい病気の影響は長くつづき、もう彼女は、娘の邪魔をすることなど考へなくなるだらう」






■三州生桑HP■
http://www.h4.dion.ne.jp/~utabook/