エロス断想

猫と美人を描いてゐます

Buddha’s Warriors

薄曇りのち晴れ。暑くもなく寒くもなく。


マイケル・ダナム「中国はいかにチベットを侵略したか」一気に読了。原題は「Buddha's Warriors ブッダ(ダライ・ラマ十四世)の兵士」 チベットを侵略した中国共産党軍に対して、勇猛果敢に立ち向かふチベットのゲリラ活動を描くドキュメンタリー。ダライ・ラマが序文を寄せてゐるが、それによると、これまでに百万人以上のチベット人が虐殺されたとか。もし或る国が日本を侵略して、法隆寺東大寺伊勢神宮を破壊し、博物館や美術館の宝物を略奪し、女子供に暴行の限りを尽くしたとしたら・・・? 聖火リレーの妨害ぐらゐしたくなる。もし愛する人が陵辱されたら・・・命をかけて戦ふね。
妻、娘、尼僧は繰り返し強姦されまくった。特に中共軍兵士の間で人気があったのは、チベット人を文明化、浄化すると称する兵士たちによる集団レイプであった。彼らはそれを、地上の楽園と称して楽しんだ。尊敬されてゐる僧たちは、尼僧との性交を強ひられたりもした。あくまでも拒否した僧のある者は腕を叩き切られ「仏陀に腕を返してもらへ」と嘲笑された。高僧たちは散々に殴打され穴に放り込まれ、村人はその上に小便をかけるやう命じられた。さらに高僧たちは「霊力で穴から飛び上がって見せろ」と中共兵に嘲られ、あげくに全員射殺された。子供を中共の公立学校へ行かせるのを拒んだ親たちは、目に釘を打ち込まれ虐殺された。・・・・・・



私は本を読む・・・
そして、知りたくないことをも知ってしまふ
知らなければよかった・・・? いや、知らなければならなかったのだ
本の恐ろしさ
本の素晴らしさ
『本』とは何か?


■三州生桑HP■
http://www.h4.dion.ne.jp/~utabook/