エロス断想

猫と美人を描いてゐます

大谷崎

曇りのち晴れ、初夏の日差し。
タケノコ7本採る。白いプードルを抱いたヲバサンが私を見てゐた。タケノコ泥棒と思はれたか。イヤ、ココはウチの土地ですから。
ダ・ヴィンチ買ふ。表紙がアヲヰイウだったから。ジャケ買ひ。


谷崎潤一郎春琴抄」再再読。傑作。漱石露伴、川端、三島とは全く異なった文学的極致に到達してゐる。
或は云ふ男の師匠が弟子を折檻する例は多々あるけれども女だてらに男の弟子を打ったり殴ったりしたといふ春琴の如きは他に類が少ないこれを以って思ふに幾分嗜虐性の傾向があったのではないか稽古に事寄せて一種変態な性欲的快味を享楽してゐたのではないかと。



■三州生桑HP■
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