エロス断想

猫と美人を描いてゐます

女坂

曇りのち快晴。微風ここちよし。今日もタケノコ4本採る。新鮮なため、アクとりいらず。明日は午後から雨か。にょきにょき生えるだらう。
神社に詣でる。祖母の手術の成功を祈りて。無神論者なんですけどね。
祖母の手術はうまく行った模様。5分で終はったとか。苦しさうだったが、意識ははっきりとしてゐた。「顔色はいいですね」「ああ・・・」
絶飲食、といふ言葉は初めて聞いた。美味しいものが好きだった祖母にはつらからう。


圓地文子「女坂」読了。とくに感銘を受けず。明治の封建的家庭の風俗史。妻だけでは飽き足らず、二人の若い妾を家に入れ、なほ息子の嫁にまで手を出すとは・・・。
行友の好色にこれまで幾度となく苦い塩を嘗めさせられながら、倫はまだ行友の中に自分と同じ道徳が保たれてゐることを信じてゐた愚かさに愕然とした。息子の嫁といふ越えてはならぬ筈の関を行友は平気で踏み破ってゐる。


落ち込んでる時に、優しい言葉をかけてくれる人・・・。
誰も尊敬しない人は、誰からも尊敬されない。



■三州生桑HP■
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