エロス断想

猫と美人を描いてゐます

漱石人生論集

好天、一点の雲もなし。緋寒桜満開、染井吉野は二週間後か。これだけ暖かくなると、もう暑くて走れない。猫は見ず。
女子学生の袴姿を見る。スゴい髪型だった。バスガス爆発。卒業シーズンなり。
明日はディーラーで代車を借りねばならぬ。たまにはマニュアル車に乗ってみたい。


漱石人生論集」拾ひ読み。教師、文士、詩人であった漱石は、何よりもまづ大人物であった。
人を見よ、金時計を見るなかれ、洋服を見るなかれ、泥棒は我々より立派に出で立つものなり。馬鹿は百人寄っても馬鹿なり、味方が大勢なる故、己れの方が知恵ありと思ふは、了見違ひなり。理想を高くせよ、理想なき者の言動を見よ、醜悪の極みなり。理想低き者の挙動を見よ、美なる所なし。理想は見識より出づ、見識は学問より生ず、学問をして人間が上等にならぬ位なら、初めから無学でゐる方がよし。



今日からスッキリと新たな人生に歩み出せると思ってゐたのだが・・・人生ままならぬものなり。
春の空は複雑なり。
ケヂメをつけるのもひと苦労。


■三州生桑HP■
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