エロス断想

猫と美人を描いてゐます

γ-GTP

小雨のち曇天。
祖母を見舞ふ。調子よし。久しぶりに病院玄関まで散歩。ホッとする。


「ヘリック詩鈔」拾ひ読み。イギリスの恋愛詩人ヘリック(1591-1674)の詩集。新版なのに歴史的仮名遣ひとは頼もしい。短い詩を三篇抜粋しませう。
――――――――
『憎まれ口をきく人に』
「どんな詩人を読みました?」「誰が一番好き?」と何度尋ねても、いつもあなたの答へは「死んでしまった詩人たち」 遠からず私は芝の下に眠るでせう。そしたらきっと、あなたは私を好きになる。それとも憎みますか?


『薔薇にくちづけする乙女』
あなたの息がかかるまでは、ただ一輪の薔薇の花、あなたの一度のくちづけで、それは花束になるのです。


『はにかみ』
乙女たちの「いいえ」は当てにならない。彼女たちはみんなはにかみ屋だから、口で断ったことを心では願ってゐる。
――――――――


先日の献血の検査結果が来た。コレステロール値が少し高いだけで、あとはすべて正常。γ-GTPは38で完全に標準値(10〜65)である。結構お酒飲むのに。500超える人もゐるさうですね。ALTは14(5〜45)、ASTも24(11〜37)と標準値内。肝臓強し。ただコレステロールがなぁ・・・肉類は少なめにしてオサシミを食べるかな。



■三州生桑HP■
http://www.h4.dion.ne.jp/~utabook/