エロス断想

猫と美人を描いてゐます

愚か者の祈り

雨のち曇り、ひねもすひんやりとした一日
猫見当たらず。おなか一杯なのだらう。


うむ、心の中で合掌・・・。


ヒラリー・ウォー「愚か者の祈り」読了。本格的警察小説。古い作品だが、実に面白い。頑固一徹の鬼警部ダナハーと新人刑事マロイの掛け合ひが最高。
「あなたを誤解してゐました、警部」マロイは重々しく言った。「あなたは品性の高い人だと思ひます」笑ひは消え、ダナハーは陰気な猿顔でマロイ刑事に食ってかかった。「ほう、さう思ふかね? いいか、頭にしっかりたたき込んでおけ、マロイ。俺は市長をしとめたくてさうしたんだ。ヤツがそこにゐなかったら、俺がお前の手柄を横取りしてるさ。わかったか」マロイはにやりと笑った。「かう言ってはなんですが、警部。僕はその話しを信じません」


■三州生桑HP■
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