エロス断想

猫と美人を描いてゐます

欲望通りにすむ女

雲あれどおほむね晴れ。寒風強し。
猫たち食欲旺盛。オニギリは肥満体になってきた。野良のくせに。子猫たちは、初めて冬を経験する。あれだけ肥ってれば大丈夫。


ドミニク・シルヴァン「欲望通りにすむ女」読了。作者はフランス生まれ、東京在住の女流ミステリ作家。退職した元女性警視と鍛へ上げた肉体を持つマッサージ嬢がパリで大暴れ! 久々に女性が主役のミステリを楽しむ。
「お前は誰だ? でぶ」「お隣りの者」「他人のゴタゴタに首を突っ込むんぢゃねぇ」「あんたは何をやらうとしてるのよ? 皆殺し?」「おいマンモス、黙ってろ」「怒り狂って飛びこんできて、いきなり銃で脅して、その上しゃべるなはないでせう」さりげない顔で、二人は共同戦線を張った。「黙れ! この大女!」クローエはとっさにチェロを抱へ、鋼鉄のエンドピンを男に突き刺した。そのすきに、イングリッドが圧力鍋で決着をつけた。


■三州生桑HP■
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