エロス断想

猫と美人を描いてゐます

菊JUDOU豆

快晴のち薄曇り、爽風の中ジョギング
「秋風やひとさし指は誰の墓」寺山修司
そろそろジャケットを着るかな。私のウエストはMかLサイズでいいのだが、肩幅は3L。鍛へてるから。肩幅でジャケットを選ぶと袖がえらく長くなってしまふ。デザインが選べないから、地味なのしか持ってない。


今年もあと二ヶ月、光陰矢の如し
運命の日! 全くのムダな月日だったのか? それともいつか報はれる日がくるのだらうか?


Mさんが髪を黒くするか、茶色くするかで悩んでゐるやうす。断然「黒」でせう! しかしプリン状態とは何ぞや? しかし毎朝四時半起きといふのには恐れ入る。私は大体六時半起き。


劉恒リウホン「菊JUDOU豆」読了
五十歳の楊金山は跡継ぎを儲けるため、二十歳の生娘・菊豆チュイトウを買ふ。しかし不能になった金山は毎晩菊豆を虐待し、十六歳の金山の甥・楊天青と菊豆はいつしか愛し合ふやうになり・・・。漢文伝統の直喩法の洪水。以下はセックスの描写であるが、今時こんな美文は誰も書かないよ
太陽は山の斜面に流れ、金色のタウモロコシ畑に二匹の大蛇がからみ合ってひとつとなり、ゆっくりと草むらに滑り込んで、鳴き叫び身を慄はせた。と見るや、それは豊満な白い鳥であって、休みないもがきで離陸を準備し、翼を広げ雲の彼方へと突き抜けようとしてゐた。「ああ、可愛い小鳩、俺の小鳩よ!」
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さらさらさら

私の詩は
さらさらの砂糖です
さらさらさらと
あなたの胸を甘くします


あなたの唇の情熱に
あなた自身も気付いてゐない

唇に触れてごらんなさい
薔薇のやうに燃えてゐる!

あなたの唇の情熱に
気付いてゐるのは私だけ


今夜から、あなたのため息は
甘く切なく香るでせう・・・
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■三州生桑HP■
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