エロス断想

猫と美人を描いてゐます

神と野獣の都

晴れたり曇ったり、まだまだ残暑つづく
片目猫食欲旺盛なり。鼻水が少し垂れてゐるが快方に向かってゐる様で、私の姿を見ると軽やかに駆けてくる


ミチヨさん、「美しい所作」を摸索してゆきませう


イサベル・アジェンデ(1942- ペルー)「神と野獣の都」読了
よくできた冒険小説。少年少女が主人公だから、ジュヴナイルと言ふのか知ら。面白いんだけど、定石通り。小説作法を知り尽くした作家なのだらう。
「その野獣に先住民も殺されてるの? 何人?」「わからないんだよ、本当のところは。彼らは数を2までしか数へられない。それに彼らにとって死といふものは相対的なものなんだ。例へば、魂を盗まれたと思ったり、誰かが自分の足跡の上を歩いたり、夢を取り上げたりしたとしよう。さういふことは死ぬことより悪いことなんだ。死んでも人は魂で生きられるといふ考へなのさ」「複雑なんだね」「人生が単純だなんて誰が言ったんだい?」



ときめきあり
プチモテ期かも知れない・・・といふのに、私は一体何をやってゐるのか
ドライブには最高の季節だなぁ





■三州生桑HP■
http://www.h4.dion.ne.jp/~utabook/