エロス断想

猫と美人を描いてゐます

ある日系人の肖像

曇ったり晴れたり、午前小雨
プールで15分ばかり泳ぐ。ぬるま湯なり。子供が随分減った。夏休みの宿題をしてゐるのだらう


公園に寄ったら、イビツ猫が道路端でペッチャンコになってゐた。ああ、轢かれたのだなと思って近付いたら、ムクッと起き上がり、ミャーッと言った。夏痩せかよっ。レトルト&カリカリをやったら、パクついてゐた。驚かすなよ


ニーナ・ルヴォワル「ある日系人の肖像」読了
重厚な、読みごたへのある作品。今から100年ほど前、第二次世界大戦前後の、アメリカにおける黒人、日系人に対する差別、迫害の様子がよく分かる。ミステリとしても面白く読めました
1903年、彼の乗った船がサンフランシスコについたとき、白人のならず者たちが波止場まで挨拶にやってきた。和雄やほかの男たちが渡り板を歩いて、アメリカの土に最初の一歩を記すと、白人のごろつきは彼らを取り囲み、「このジャップが!」「黄色い悪魔!」「とっとと国に帰りやがれ!」と口々に罵声を浴びせかけた。




私は神を信じない。
私は運命を信じる。
私は縁を信じる。
私は自由意志を信じる。
未来は、おのれの意思と力で変へられるものだ




ああ、何はともあれ狭い街だ!




■三州生桑HP■
http://www.h4.dion.ne.jp/~utabook/