快晴。目を開けてゐられないほどの強い日差し
セルジュ・ブリュソロ「真夜中の犬」読了
興味深く読む。ローラースケートを履き、ビルからビルへと飛び回るホームレスたちの抗争。挫折、友情、裏切り、決闘、主人公を助けてくれる美人・・・なるほど、売れる小説を書くには、モンテ・クリスト伯を焼き直せばよいのだな。
「あなたは彼らにとって人間の屑なの。貧乏人なの。あなたとわたしは・・・ここでは貧乏人の権利は一切ないの」
夏の月恋は終はるか始まるか
久しぶりに猫たちに囲まれる。子猫たちは順調に育ってゐる
§
「虚言症」
―――椎名林檎
線路上に寝転んでみたりしないで大丈夫
いま君の為に歌ふことだって出来る
あたしは何時もボロボロで生きる
例へば少女があたしを憎む様なことがあっても
摩れた瞳の行く先を探り当てる気など 丸で無い
徒に疑ってみたりしないで大丈夫
いま君が独りで生きてゐるなんて云へるの
君は常にギリギリで生きる
あたしは何時も君を想ってゐるのに
§
詩人なんて死ねばいいのに
■三州生桑HP■
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