エロス断想

猫と美人を描いてゐます

シェリ

週末には梅雨入り、そして父の日
あぢさゐの鉢でも贈るかな


森理世さんがミス・ユニバースですか

アンリを真似て、また絵を描くかな・・・
パステルが好きなんだよ


フランスの女流作家コレット(1873-1954)「シェリ」読了
49歳の元高級娼婦レアと、25歳の絶世の美青年シェリの、よい意味でいかがはしい恋愛悲劇
アンドレ・ジッドが絶賛しただけのことはある佳作
作家にして女優、二度の叙勲、レズビアンなのに、三度も男と結婚し、50歳のとき義理の息子と恋に落ちる・・・コレットってスゴい人だったんですねぇ、知りませんでした
「ああ」彼女はもっと低い声で言葉をつづけた。「あなたにあげられなかったもの、あなたに言へなかったことを色々と考へると・・・あなたのことを他の人たちと同じ、ちょっとしたゆきずりの男みたいに、他の人よりちょっと大切な男くらゐにしか思ってゐなかったなんて・・・私ほんとに馬鹿だったわ、あなたが私の愛だった、ほんものの愛、一生に一度しかない愛だったといふことに、今まで気がつかなかったなんて・・・」




■三州生桑HP■
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