エロス断想

猫と美人を描いてゐます

Cat On A Hot Tin Roof

昨日とはうってかはって日差しの強い一日
日焼け止めを忘れずに


テネシー・ウィリアムズ(1911-1983)「やけたトタン屋根の上の猫」読了
うつろな家族関係と、真摯な性の問題を描き切った恐るべき傑作戯曲
この悲劇一編だけで、ノーベル賞に十分あたひする
「おれがこれまでどんなに嘘ってやつに耐へてきたことか! 見せかけってやつに! それこそが欺瞞ってもんだらう? 考へもしない、感じもしない、わかりもしないことを、いかにも考へたり感じたりわかったりしてるやうに見せかける、っていふことが? たとへばこのおれにしたって、ばあさんが好きであるかのやうに振る舞ってきた! あのババアの顔を見るのも、声を聞くのも、匂ひをかぐのもいやでたまらんのに、これまで四十年ごまかしてきた! 一緒に寝たときでもだ! からだを機械的に動かしてはゐたが・・・」


今日は猫にモテた
きのふが雨だったから、いつも野良猫にエサをやる人が来なかったのかも知れない
私が呼ぶと、10匹ほど、ワッと出てきた
手持ちのカリカリはスッカラカン


チャンスとは、自分がつかみとるもの
運命とは、自分が変へるべきもの
恋とは、プライドを捨て、命がけで欲すること
それらをあきらめた瞬間から、人は生ゴミになる



■三州生桑HP■
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