エロス断想

猫と美人を描いてゐます

正宗白鳥

終日曇天、肌寒し


正宗白鳥「世界漫遊随筆抄」読了
永井荷風の対極にして、全くロマンティックではないドライな旅行記
「北京で会った或新聞記者は、「世の中の真相が伝へられないで、歪められた事ばかりが報道されて、嘘が力になって嘘によって世が動いて行くとすると、我々は歴史を見直さなければならぬ」と感慨を洩らしてゐた。代々の歴史は強者によってその都合のいいやうに歪められたのであらうが、それも人類が団結して秩序を保って生存して行くために必要なのだらう。人間は嘘を剔抉(てっけつ・あばき出すこと)して真を真をと追って行ったら、首でもくくらなければならぬかも知れない」昭和十年(1935年)


週末に法事
私は坊主が大嫌ひだ
まいす【売僧・売子】広辞苑より
①物売りをする僧。仏を売り仏法を商ふ俗僧。もと禅宗で、商行為をする僧をさげすんで言った語。
②悪徳の僧。または、一般に人をののしっていう語。
③いつはり。
毎年お布施と称して金を取ったり、水子供養したり、おみくじやお守りを売ったりしてゐるのは、全て売僧(まいす)である


■三州生桑HP■
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