エロス断想

猫と美人を描いてゐます

二重人格

ドストエフスキー「二重人格」読了
作者自身は「私の傑作です」と言ってゐるが、恐らくは、ドストエフスキーの作品中、最も評価の低いものではないか
原題は、いはゆる「ドッペルゲンガー
ドッペルゲンガー」は「二重人格」ではないよね
「分身」といふ訳もあるが、ちょっと違ふ
精神医学には詳しくないのだけれど、分裂症の話なのかな
「彼の髪の毛はサッと逆立った。そして恐怖のあまり感覚を失ってその場にへなへなと座りこんでしまった。ゴリャーキン氏には今やこの深夜の友人が何者であるかはっきりと分かったのである。その深夜の友人こそは他ならぬ、彼自身だったのだ。一言で言へば、あらゆる点で鏡にうつったやうな、いはゆる彼の幻像だったのである」


この時期の野良猫は、傷ついてゐるのが多い
春ですからね
恋のシーズンですからね
なるべく、怪我をしてゐる猫に栄養のあるフードをやるやうにする


私の春は遠い・・・
私に春など来るのか知ら


「私はギタリストとしか付き合ったことがない」椎名林檎
「私は平凡な男としか付き合ったことがない」平凡な女
「私は詩人と付き合ってみたい」といふ奇特な女性はゐませんか?


「えっ、フトンって毎朝片付けるんですか?」リア・ディゾン


詩も読まない、挨拶もして欲しくないと言はれたら、手も足も出ませんなぁ・・・


干し芋」なんて、よく知ってるなぁ・・・


■三州生桑HP■
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