エロス断想

猫と美人を描いてゐます

詩人の蔵書

祖母が風邪をひいてしまった
きのふより、今日の方が調子が悪さう
熱は高くないので流感ではないだらう
「帰ったら、うがひしなさいよ」と言はれる
明日も様子を見に行かう
年寄りの転倒と風邪は命とりになるからなぁ・・・


看護婦さんとニアミス
かういふ日に限ってヒゲを剃り忘れ、名刺も持ってない・・・


今日、図書館に行ったら休みであった
しょぼーん
普段読むのは借りてきた本ばかりなのだ
蔵書が結構あるので読む本には困らないんだけど
数へたことないけど、何冊くらゐあるのかなぁ
1000〜2000冊くらゐか
ほとんどが古典、漢詩、旧かなの文学書なり
世界文学全集は河出、日本文学全集は講談社
三島とドストエフスキー新潮文庫で揃へてゐる
漢詩を詠むので、漢和辞典、漢漢辞典だけでも五、六冊
康煕字典は売ってしまった
あれは読みにくい
国語辞典は、パソコンにインストールするタイプの広辞苑がオススメ
逆引きが簡単にできるのが良い
「〜雨」で検索すれば200件近くヒットする
「偽りの時雨」「笠時雨」「気違ひ雨」「篠突く雨」「照り降り雨」「濡れぬ雨」「肘笠雨」「若葉雨」・・・
日本語は実に美しい!
ウェブ詩人必携の辞書なり


稲垣足穂は、座右に広辞苑と歳時記と猫だけ置いて執筆したといふ
晩年には寝たきりとなり、自著の文庫本ばかり読んでゐたといふ
サウイフシジンニ
ワタシモナリタイ


運命の人
大人の女性
一緒に泣いてくれる人
私を認めてくれる人


忘れなければならない人


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