ガルシン「紅い花・他四篇」読了
ロシアの作家なり
可もなく不可もなく
命がけで職務を遂行する男を描いた「信号」などは、小学生の教科書に使へさうであるが、己の体を傷付けるシーンがあるから、バカな教師や親などはアレルギーをおこすであらう
ヴァレリーの詩「若きパルク」読む
「パルク」とは人間の運命をつかさどる女神のこと
あまりに難解なため音読してみたが、それでもよく解らない
衒学的な隠喩に満ち満ちた長詩
翻訳者である鈴木信太郎の日本語の美しいこと!
まさに美文なり
岩波文庫のボードレール「悪の華」も鈴木訳であるが、やはり素晴らしい
翻訳者たるもの、日本の古文や漢詩に通暁してゐなければならない
読みにくい小説は音読するべき
樋口一葉の「たけくらべ」は、現代人には読みにくいが、私は音読してみて感動を味はった
アンデルセン「即興詩人(鴎外訳)」も、美文中の美文であるがゆゑに、読みにくいことこの上ないが、音読してみるとよく理解できた
ラストの手紙を読んで、ボロボロ泣いてしまったのを思ひ出す
来週は何を読むかなぁ
ああ今日もチャンス無し
恋が無ければ詩も書けぬ
ひとこと
ひとこと
ひとことでいいのに・・・
あぐらをかき、煙草片手に、馬鹿な男からもらったラヴレタアを読んでゐる
・・・恐るべきイメージ!!!!