エロス断想

猫と美人を描いてゐます

それぞれのラーゲル

ソルジェニーツィンイワン・デニーソヴィチの一日」読了
大傑作なり
この小説を、プロレタリア文学などと同一視してはならない
自由とは何か、幸せとは何か・・・
シューホフ(イワン・デニーソヴィチ)が服役してゐる強制収容所(ラーゲル)と、我々の人生と、どこが違ふといふのか
彼ら囚人たちの、何と生き生きとしてゐることか!
「シューホフは黙って天井を見つめてゐた。もう自分でも、自由の身を望んでゐるのかどうか、分からなかった。はじめの頃は激しく望んでゐた。毎晩のやうに、刑期は何日すぎて、何日残ってゐるかと数へたものだ。が、やがてそれも飽きてしまった」
「一日が、すこしも憂鬱なところのない、ほとんど幸せとさへ言へる一日が過ぎ去ったのだ。こんな日が彼の刑期のはじめから終りまでに三千六百五十三日あった。閏年のために、三日のおまけがついたのだ・・・」


まだ車が帰って来ない・・・
修理費は一体いくらに・・・


本屋で鍵を拾ひ、レジに届けておく
ヘンなものばかり拾ふなぁ


今日は、ほんの少しトキメキがあった
幸せといふものは、自由といふものは、与へられるものではなく、積極的に自らがクリエイトするものである
他人まかせの幸せなんて、飼ひ犬と同じだ!


明日はチャンスがありやなしや!?


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